概要 −みやぎ産業科学振興基金について−



(1)創立の理念
 財団法人みやぎ産業科学振興基金 は、故渡邉寧 東北大学名誉教授(文化功労者、元静岡大学学長)の指導薫陶を受けた関係者・縁故者が集い、先生の教育者・工学研究者としての業績を継承するために若手研究者等の研究助成、更に産業界と地元宮城県内の基礎的研究の支援を目的として昭和60年11月に設立に至りました。
 当初の財団への出資者は (株)光電製作所(本社山梨県)、(株) 名村造船所(本社大阪府)、(株) ハーモニック・ドライブ・システム(本社東京都) と カメイ(株) (本社宮城県) であり、初代理事長に中島茂(株)アロカ会長が就任しました。発足以来、理事長は中島茂、渡邉真、堀江忠児、渡邉剛、伊藤弘昌に交代して現在に至っています。


(2)活動概要
 当財団創立時には金融界は高金利の時代であったので、年間100万円〜200万円の研究助成を別ページに示すように総勢43名(昭和60年度―平成8年度)に助成し、当該分野(特に工学関係)の発展に尽くしました。
 しかし金利の大幅な減少のため監督官庁の指導もあって、平成11年度より研究奨励賞の授与および中高生対象の理科系課外支援を中心に活動を行っています。また、理工学の分野から生命科学・環境科学の分野にも対象を広げて、若手研究者の発掘に努力してきました。研究奨励賞の受賞者名および業績は別ページを参照下さい。
 また設立当初より、産業界と教育・研究機関との連携促進のために必要な各種事業を行なっています。
 公益法人制度改革に伴い、平成25年4月より 一般財団法人みやぎ産業科学振興基金として活動しています。